京友禅と若冲

今日は仕事の合間を縫って、大丸東京に「若冲プライスコレクション着物」を見てきました。わずか50分足らずでしたが、京友禅に関わる職人達の匠と、若冲の美術センス、そして新しい京友禅の未来を切り開こうとするZONE企画のプロデュース力のコラボレーションは新しい着物の世界を広げたように思います。
企画したZONEきものデザイン研究所は、先細りする京友禅の世界に新しく着物メーカーというポジションを初めて作り、新しいシステムと同時に京友禅を盛り上げていく志しのチームです。
今回の企画を若冲のコレクターのプライス氏に許可を求めたところ、「元絵と全く同じものではなく、そこにクリエイティビティが介在すること」という素晴らしい条件付きということで承諾。
確かに人が着るものにするにはそこにさらなるクリエイティビティが必要。
私の着物に関する浅さから言うのもなんですが、感じたままに述べますと…
若冲そのものの感覚を見出すというよりは、新しい京友禅を見るという感覚で捉えた方が良いと思いました。
京友禅の独特のはんなり柔らかい感覚に、若冲の生々しいリアル感と生命力がインスパイアされると、優雅の中にも力強い京友禅が生まれたように思います。
ここに着る側のパッションがコラボするとき…さぞ、素晴らしかろうと…想像するだけでワクワクします☆
小雪さんや、高橋恵子さん、そして高島礼子さん、または、年齢は重ねていますが岩下志麻さんが着たら、さぞかしかっこいいだろうな…と…
いずれにしても、我が国の宝の一つであり、素晴らしい芸術的な着物文化が途絶えることなく、着物業界にとって苦しい今を超え、継承され続けられることを祈ります。
でも…お勧めされた、いとも美しい色の反物…
うす卵色〜白の中間の  えも言われぬ美しく上品でエレガントな地紋…
反物で35万円…
着物マニアの方々には決して高くないお値段かもしれませんが………
すみません💦買えましぇん💧💧💧
でも……欲しいなぁ……………

Miyuki・Ebata's Ownd

~雅~   ハートを輝かせて  雅に生きる・・・・ そんな日常をめざして 日々 心に感じたことを綴りたいと思います

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