着物に託すもの

2016/03/31 
テーマ:ブログ
いよいよ春本番に入りますね
この百花繚乱のお知らせ役は やはり桜
日本人のこころの花として
どれほど私たちの心を 沸かせてくれ
そして華やがせてくれてきたことか…
命を愛でる…
そんな行為を 日常的にしてくれているのが 春であり 花たちであるのでしょう
六義園に枝垂桜を見に行った時
平日にもかかわらず 大勢の人達が
桜に見惚れていました


命を愛でる…
命が溶け合う…
命の共鳴…
その 桜に見とれている姿は
もう 桜と一体化…
まさに命の共鳴…
これは もう 私たちの本能なのでしょう…
大勢の人達と桜との共鳴が起こっていたその場は
燦々としたエネルギーの満ちた場となっていました

この日は桜色の絞りに流水柄
そして そこに舞う 花や花びらたち…

帯は以前にもアップした 雅な百花繚乱柄
春の息吹…春の命…春の気…
これを身に纏い…
一つになる…
昔は この自然を愛でることが
  縁起を良くする…と
吉兆文様にしたてていったのかもしれません。
「花を咲かせる」という言葉があるように…

これは 桜の幹に ダイレクトに花が咲いている様子…
それも いくつもの花が…
とても可愛く…そしてなぜかとても
暖かい光景でした…

六義園の庭園の中にあるお茶屋さんで一休み…
和菓子もまた 日本の心をアートに表したもの…
これは 蒲公英色(たんぽぽいろ)に八重桜でしょうか…
最初は牡丹かと思ったのですが
花びらをみたら桜ですね~
まさに春の花の色のコラボレーション

この日の重ね襟は 千草色に花の刺繍を施してある半襟を 伊達襟にして
お雛様風の 雅な重ね色で遊びました

形は決まっている中での 着物のコーディネートは
柄のストーリーや小物の色合わせで遊ぶという どちらかというと地味コリ的なもの。
その地味コリな奥深さに とても とてもハマっています
そこから見える…感じる日本文化に
日本の心

それぞれ自分なりの 日本人ならではの着物ストーリーを託していくところですね。

Miyuki・Ebata's Ownd

~雅~   ハートを輝かせて  雅に生きる・・・・ そんな日常をめざして 日々 心に感じたことを綴りたいと思います

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