自然を着、自然に在る

今回の生け花には

笹文の紬で…
半襟は撫子の刺繍
笹文様の赤をとってコーディネートしてみました

笹文様は竹と共に
「清和の証」として使われてきたそう

真っ直ぐて堅く
中は空(くう)でいて    しなやか
常に緑で群生
というところから文様に多く使われてきたそうです


どんな風にも  しなやかになびく

それでいて  決して折れない   
その真の   強さ…

すっきりと潔く  上に伸び…
それでいて大地にしっかりと深く
根をはっている  安定感

その様に  在りたい……と…
先人達も   想いを馳せたのでしょうか……

自然の中に  その命の在り方を見出し
その在り方を込めて意匠化し
身に纏う…


自然を 感じ  
自然の声を聴き…
自然と共に在り…

先人たちが営んだ  共生の精神…
着物を通じて 少し  伝わってきたように思います

タケノコの季節に
笹文様の   単の  紬……
なんか  心が 少し緩やかになるような気がしました…
帯留めは 
アメジストとアウアマリンとローズクォーツで花を模って…
どれもヒーリング効果のある
優しい石達です
台座にはツタ文様にハスの花の透かし柄が……

ちょうど笹文様の赤と青を混ぜた
紫系のハーモニーで……
生け花はまた次回にアップさせて頂きます。

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